しゅわえもんとは

NPO法人しゅわえもんは、耳の聞こえない子どもたち、その子どもたちに関わるすべての方たちが、お互いを尊重し合い、自分の個性を輝かせ、自分の力を発揮し、社会に羽ばたけるようにサポートしていきたい、みんなのオアシスの場になれば、という願いを込めて2005年8月に設立しました。人と人とのふれあう場、自然とふれあう場を提供し、一人ひとりが輝ける原動力につながることを願い、教育支援団体として活動を重ねてきました。2007年5月にはNPO法人として認証され、新たなるスタートを開始し、現在に至っています。

しゅわえもんの取り組み

ろう児及びその家族に対する体験学習支援事業

自然体験(デフ・メロウ・キャンプ)

ろう児及びその家族に対する交流推進のための支援事業

しゅよみカフェ(手話de絵本カフェ)、しゅわえもんBBQ

ろう児及び保護者、教育関係者に対しての各種相談事業

他団体及び個人からの依頼

ろう教育及びろう文化に関する広報普及事業

絵本読み聞かせ活動(ろう学校及び手話サークル等)、講演、インターネット動画配信(てれびえもん)

成人ろう者に対する生涯学習支援事業

教養講座、スタッフ研修会、絵本読み聞かせ講座、しゅわえもんアカデミア

ろう児向けの教材作成、販売事業

ろう教育に関する研究事業

その他、目的を達成するために必要な事業

ミッション

すべての子どもたちが、お互いを尊重しあい、自分の個性を輝かせ、自分の力を発揮し、
社会にはばたく人になれるようにサポートします。

代表理事のあいさつ

私たちは「生きる力を育む」「人間教育」という観点から外れずに、ろう教育を考えていく必要があると思います。それは、現代社会に生きる私たちが向かい合うべきものは「差異」を認め合い、互いの「共通点」を見出していくことではないかと思うのです。
言語の獲得は、この社会に生きる以上絶対不可欠でありますが、長い間、ろう児を取り巻く教育は言語教育に重きを置くあまり、大切なものがみえなくなっていたように思われます。それぞれの「差異」ばかりを強調し、それを「異文化」に分類されています。それは必ず出会うものですが、一つの通過点であり、安住すべきものではないと考えます。
口話法、バイリンガル法、人工内耳など、ろう児を取り巻く教育方法のニーズも、求める個々によって様々であり、今後も変遷していくことは間違いないと思います。だからこそ「差異」を「差異」とだけで捉えるのではなく、互いの「差異」を「多様性」として学びあい、自らを豊かにしていくことが必要なのだと思います。
生きる力を育む教育の重要な柱は「多様な文化を尊び、学ぶ、開かれた心を養う教育」が大切なのだと思います。そのためには、まず、私たちろう者が、今まで自分の受けてきた教育や経験の全てをプラスに受け入れることから始まり、ここにこそ、本来のろう教育のスタートがあるのだと考えます。しゅわえもんに関わる皆さんに一人一人もれなく充実した人生を全うできる環境の提供を心がけながら、手話のわからない親子も気軽に参加し、楽しい時間を共有できたらと思っています。大人と子どもの関係ではなく、同じ人間として子どもたちと共に成長していくスタッフでありたいと思います。
これからも”しゅわえもんらしさ”を探求し、社会に貢献できるように日々努力していきますので、今後もしゅわえもんをよろしくお願い申し上げます。

NPO法人しゅわえもん 代表理事

定款

特定非営利法人しゅわえもん 定款(PDFリンク

組織体制

理事

代表理事   野﨑 誠
副代表理事  小林園子
理  事   竹内かおり
理  事   鈴木康世
監  事   高橋伸子

スタッフ

年次報告

沿革

2005年8月  任意団体しゅわえもん設立
地域派遣、ろう児、その兄弟、コーダを対象にしたイベントを開催
2007年5月  特定非営利活動法人しゅわえもん設立
2007年8月  第一回デフ・メロウ・キャンプ(自然体験活動)スタート
2009年2月  劇団しゅわえもん 旗揚げ公演「ブンナよ木からおりてこい」上演
2010年    都内ろう学校で絵本読み聞かせ派遣スタート
2011年2月  劇団しゅわえもん「あらしのよるに」上演
2014年4月  スタッフ向け絵本読み聞かせ講座スタート
2014年9月  しゅわえもんアートフェスティバル
2018年1月  一般向け絵本読み聞かせ講座スタート
2020年3月  LINE公式アカウント ニュース配信 スタート
2020年5月  しゅわえもんナイト 放映開始

連絡先

特定非営利活動法人 しゅわえもん
〒167-0035 東京都杉並区今川1−3−1
お問い合わせフォーム
E-mail info@shuwaemon.org
Fax 03-6915-0477